05

8月

2011

「日々変化する考え方、日々変わる常識④」

ミモレ農園 きゅうり

 

[東日本大震災・原発被害・復旧復興という中で正しく生きる]

 

3月11日に起きた大震災という、予想もしていなかった出来事が起きて以来、私の考え方が何か何処かが大きく変化しているのを感じます。
例えば、1日の生活の中でのリズムも、今まで、当たり前と考えていた事を、もう一度、白紙から考えてみたくなったり・・・。

便利という行為に不随してくるものは、お金と気持ちの急ぎ、それに、依存する精神であるということにも何となく気が付きました。限度はあると思いますが、逆に、不便という生活をあえてしてみるように心がけてみますと、支出は減るし、思考がスローになり、心がリラックスしている自分を発見することがあり、新鮮な感覚が甦って来るような気がしています。私自身の年齢も、こうした世界を受け入れるようになってきていると思いますが、務めてしている行動には、喜怒哀楽の感情が同居してくるように感じています。

 

日本語に、「もったいない」という言葉がありますが、この言葉を意識している生活を続けていますと、日本文化のわびさびの世界に通じるような気がしてきて、すっかり忘れていた、お茶やお花のお稽古をしていた独身の頃を思い出すと共に、その頃の事を懐かしく思い出している自分がいました。最近は決められた生活習慣だと思い込んでいた事がそうではなかったという事に気が付きますと、一抹の寂しさが湧いてきますが、また新たに始まる生活に、とても、新鮮なものを感じています。

 

24時間風呂・食洗機・洗濯機・掃除機など、当然便利と思っていましたが、時には、なしでも良いことが分かりました。タクシーに乗るのは当たり前と考えていた距離を徒歩にしてみた時、違う世界が見え、意外です。こうした行動の変化は思考も変えているようで楽しんでいます。

 

今からは、衣食住の世界などを通して、知恵を使い、限りなく広がる新しい発見を求めて生活したいという意欲が湧いてきます。何だか最近身辺整理が出来て来て、シンプルな生活になってきているような気もしております。

 

こうした考え方で生活している時ふとした事から、私は面白い事に興味が湧いてきました。

 

それは、約1400年前の大化の改新の時に出された憲法十七条。約140年前の福沢諭吉の「学問のすゝめ」の17編。約14年前のNPO法人の活動項目17。これらの事がどう関連しているのかという説明は出来ませんが、ただ「17」という項目に記された内容は、日本の国の中でしっかりと生きて、私達の思想や心理・常識の中に深く浸透して来ているように思いました。

 

この事から、①制定 →②自立 →③他のために。という歴史の流れを感じました。時は変わってきている事を自覚できました。左記に載せますので参考にしてください。

ミモレ農園 かんぴょうの花

 

      記

『17という決まりごとの内容』


①聖徳太子(推古12年) 31歳
 憲法十七条を制定する。
 憲法十七条(簡約)
 1 和を大切にし、人と争わないように心がけなさい。
 2 あつく三宝(さんぽう)を敬え。三宝とは、仏・法・僧であり、仏教を信仰しなさい。
 3 天皇の命令には必ず従いなさい。
 4 すべての役人は礼を守りなさい。礼は民を治め官人の序列をも維持するもの。
 5 私利私欲を捨てて、民の訴えを公正に裁きなさい。
 6 善と悪をよくみきわめて対応しなさい。
 7 自分の任務をきちんと行い、他の職務に干渉してはいけない。
 8 役人は朝早く出勤し、夜遅くまで働きなさい。
 9 善悪は義の根本である信(誠実さ)のあるなしに関係している。心がなければ何事も成功しない。
 10 人それぞれに意見が違うのはあたりまえなので、違うからといってむやみに怒ってはいけない。
 11 部下の仕事のできをきちんと見極めて賞罰の判断をしなさい。
 12 地方の役人は民から税をとってはいけない。
 13 役人は同僚や上司の仕事の内容も知っていなさい。
 14 役人は他人をうらんだりねたんだりしてはいけない。
 15 役人は私情を捨てて、正しく職務を遂行しなさい。
 16 民を労役に使うときは、時節をよく考えなさい。農業の忙しい時期に招集してはならない。
 17 大事なことは一人で決めず、多くの人々とよく議論してから決めなさい。
*仏教の国に移行されている時代でした。

 

 

②17編の「学問のすゝめ」福沢諭吉著
「学問のすゝめ」は、1872年(明治5年)2月から1876年(明治9年)11月の約5年にわたり17編の小冊子として発行され、それらを合本したものが1880年(明治13年)に出版された。各編10枚程度で書かれており、主な見出しは以下のようになっている。
 ( )は斉藤孝さんによる現代語訳の章タイトル (福沢諭吉・斉藤孝訳「現代語訳 学問のすゝめ」    ちくま新書より)
 初編 天賦人権ほか(学問には目的がある)
第2編 人は平等なること(人間の権理とはなにか)
第3編 国は平等なること/一身独立して一国独立すること(愛国心のあり方)
第4編 学問の職分を論ず(国民の気風が国を作る)
第5編 明治7年1月1日の詞(国をリードする人材とは)
第6編 国法の貴きを論ず(文明社会と法の精神)
第7編 国民の職分を論ず(国民の二つの役割)
第8編 わが心をもって他人の身を制すべからず(男女間の不合理、親子間の不条理)
第9編 学問の旨を二様に記して中津の旧友に贈る文(よりレベルの高い学問)
第10編 前編の続き、中津の旧友に贈る(学問にかかる期待)
第11編 名分をもって偽君子を生ずる論(美しいタテマエに潜む害悪)
第12編 演説の法勧むるの説/人の品行は高尚ならざるべからざるの論(品格を高める)
第13編 怨望の人間に害あるを論ず(怨望は最大の悪徳)
第14編 心事の棚卸し/世話の字の義(人生設計の技術)
第15編 事物を疑ひて取捨を断ずること(判断力の鍛え方)
第16編 手近く独立を守ること/心事と働きと相当すべきの論(正しい実行力をつける)
第17編 人望論(人望と人付き合い)
*江戸から明治維新の文明開化の時、教育に関する思想に、大きく影響した書
    

 

阪神・淡路震災以後、NPOは国指導で作られました。平成の維新の幕開け・・・
③定款に記載された特定非営利活動の種類
第1号 保健・医療又は福祉の増進を図る活動
第2号 社会教育の推進を図る活動
第3号 まちづくりの推進を図る活動
第4号 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
第5号 環境の保全を図る活動
第6号 災害救援活動
第7号 地域安全活動
第8号 人権の擁護又は平和の推進を図る活動
第9号 国際協力の活動
第10号 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
第11号 子どもの健全育成を図る活動
第12号 情報化社会の発展を図る活動
第13号 科学技術の振興を図る活動
第14号 経済活動の活性化を図る活動
第15号 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
第16号 消費者の保護を図る活動
第17号 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
(注)第12号から第16号までは、改正
      施行日(平成15年5月1日)

 

 

 余談


地球は、今から46億年前に太陽や火星、土星などと一緒に誕生しました。はじめは火の玉でしたが、少しづつ冷えてきて空気や水ができました。人間の誕生は地球の歴史に比べるとつい最近のことです。いろいろな考えがありますが、今から約200万年前だというのが多くの人の考えです。地球の誕生を1年前としますと、人間の誕生は、12月31日午後10時10分ころになるそうです。そして、地球が破壊された時間は数分になるといいます。自然災害も大変ですが、それ以上に人間が作り出した人災の事を考えますと、地球や自然の命ある生き物達は、どんな気持ちで日々を送っているのだろうかと・・・考えてしまいます。そして、改善しなければと・・・。