新しい常識から想う・・・  -腸内細菌のパワー-

ミモレ農園 菜の花
ミモレ農園 菜の花


先月号に掲載させていただきました、NHKのスペシャル番組で放送した腸内フローラ(腸内細菌)について、反響が大きく、関心の深さが伝わって来ました。

 

私自身、食育に関する事を考えていると、忘れる事が出来ないのが、腸内細菌の存在であると、常々思っていました。

 


 

しかし、先月号に載せた事実を知識として記憶してからの、食事の献立に関する思考は随分と変わりました。

 

まず、始めたのは腸内の細菌に良いと言われている食物繊維を、今までより20パーセント多く摂れるような献立にすることでした。

 

言葉では簡単ですが、この量を実行する事は、意外に、頭を使わなければいけなくなりました。そして、発見もあります。今まで、捨てていた部分の野菜に食物繊維が多く、その部分を捨てないで、工夫して調理しますと、全くと言っていいほど、生ごみが出なくなりました。

 

更 に、調理の方法もいろいろ工夫するようになりました。ある時、少しでも野菜の量を増やそうとしますので、カレーの中に、昼間に調理して残っていた野菜炒め やサラダを入れました。少し勇気のいる事でしたが、味が深まり、美味しいカレーになり、好評でした。中に入っている野菜の説明をしても、美味しいので気に ならなかったようです。

 

こうして、残った野菜も捨てる事無く使う事で、食物繊維の量が自然と増えていると 思うと、工夫も楽しくなって来ます。腸内フローラは意志を持つ自分とは違う生き物が私の体の営みを助けたり、いじめたりしているという現実を想像すると、 ちょっとでも、機嫌よく共存したいという気持ちが湧いてきます。

 

また、放映された、腸内のお花畑という表現を思い出すと、きれいなお花が咲くようにという、思考が生まれてきます。

 

今までの食事の仕度では、美味しく仕上げる事を第一に考えていましたが、最近は、腸内フローラが喜ぶ献立も考えるようになりました。

 

こんなことを考えていますと、かつて昔、20年位前、生ごみを減らす運動が起きた時、一生懸命に、有効な方法を考えた時の事が思い出されます。

 

この、腸内の微生物の働きが、解明されたのは、ここ5~6年の事だそうです。
目で見ることが出来ない世界を映像で写し出す技術が、急激に進んだ事によると言われています。最近は、微細な素粒子の世界を基本とした科学が、学問の基礎的な考え方となりつつあります。

 

科学技術の革命というような事が起きているようです。その分だけ、私達も、今まで貯めてきた知識の入れ替えをする時が来ているように思います。

 

今、私が、腸内フローラの事を考えてしている行動は、かつて昔、生ごみを減らす知恵として考えた事と似ています。 その時は、義務感のようなものがありました。又、エコの事を考えているという、満足感のようなものがありました。だから、長く続きませんでした。

 

もし、20年前に、腸内の実態がここまで解明されていたとしたら・・・意識はもう少し違い、使う事で、生ごみを減らす運動も、もう少し定着していたように思います。

 

電気機器メーカーがリードして、国の指導下で進めてきた、自宅での生ごみ処理の運動も最近は下火になっています。

 

体の営みを整える事が忘れられようとしている、生ごみを減らすことにもなるとなると、嬉しさが込み上げてきます。

 

今回の腸内フローラのエサとなる野菜の話は、自分自身の事だけに、続けていけそうな気がしています。今まで私は、朝食をとっていませんでしたが、最近は、外出する時は、腸内フローラの喜ぶものを食べるようにしています。外食では、なかなか取りづらい事もあり・・・。
 

続けていると・・・体調が安定しているような気がします。


ミモレ農園 にんにく
ミモレ農園 にんにく

私は、こうした時代に生きることが出来たので、いろいろな実態を知ることが出来、幸いです。今まで、多くの人が間違った知識を信じて、一生を終えている事を想像しますと、言いようのないものが、込み上げてきます。今まで一部の人が正しい事に気付き、発信しても、社会全体の考え方を変える事には至りませんでしたが・・・。こうした事実が分かった以上、近い将来、微細領域を基本とした総合科学の世界に対して、日本の国は改革を進め、新しい常識、新しい学問が世に出てくるように思います。
 

今までBMDシステムを通して、発信してきた世界は、今から変わろうとしている微細領域を含む総合科学の世界でした。私の開発して来た世界の理論がここ最近、急に、認められるようになったようです。
 

その理由は、原子や電子・分子の動きを撮影することが可能になったからです。単純な話ですが、映像で認知したことは、実態なのだから・・・現実として受け入れる他ないように思います。身体に関する事は、速やかに、考え方を修正しないと、営みに影響して来ることとなるのですから・・・。
 

この4月から、国もマスコミも、何かが変わっています。科学する生活を奨励しているのも、その一つだと思います。

 

BMDは、今まで、科学生活を進めて来ました。理念である「生涯の健康と幸福を守る知恵の超循環」という言葉の中には、微細領域を含む科学の考え方が含まれています。この言葉を世に出したとき、超という言葉を削除するよう勧める人もおられました。世の中から、如何わしいと思われるからと言う理由で・・・ 私は、いくら忠告されても削除しませんでした。真空管の中で起こす電子の動きに魅了されたのがキッカケではじめた、微細な世界を含む物理を基本として発見してきた事柄は、間違っていなかった事になりました。この20年間、私の考え方を支持して下さった会員の方々は、BMDシステムを使う事で科学生活が出来るように考えていますので・・・、少し早く、歩き始めている人たちと言えるようになった事を誇りに思います。
 

昔の事を思い出して見ますと・・・
生ゴミ一つに関しても話せば長い話があります。焼却をする際に家庭から出る生ごみは、燃えにくく、温度を下げる事になり、非常に負荷になっていました。 そして、それに対する知恵を市民レベルから、考えるグループも誕生しました。この頃から、エコという言葉も聞きなれてきました。BMDでは、最初は生ごみを調理の段階で減らす方法を提案しました。調理した残り物は、冷凍する事。その時、冷凍焼けを避けるために、今は、ミモレ111より、その後に開発した、ひのき水を希釈して噴霧される事を勧めていますが、当時は、ミモレ111を噴霧する事を勧めました。冷凍した方が美味しくなるので浸透していきました。
 

そして、世の中に、微生物に食べさせ、分解させ、たい肥を作る方法を指導される人も出てきました。
 

日本的な発酵食品と言う考え方はありましたが、私たちの生活空間で、微生物を利用してたい肥を作るという考え方はありませんでした。私は非常に画期的な方法だと思っていましたが・・・BMDで、この方法を研究する事になるとは夢にも考えていませんでした。後になって微生物の世界を研究する事になりますが、
 

当初は、生ごみを減らすという事に集中していました。最近、腸内フローラのエサとなる食物繊維を調理しようとすると、野菜の生ごみがほとんど出来ない事に気づきました。それは、使わなかった部分に食物繊維が多く含まれていたからです。言い換えれば、人々は今まで、健康維持に不可欠な食材を、捨てて生きて来た事になるのですから驚きます。
 

人間は、万物の霊長であり、思考も出来、動物よりは、進んだ生き方をしていると自負していましたが、木の皮も食糧としているサルの姿が目に浮かびます。 そして、余談ですが、ここまで懸命に生きてきた、過去の時間が思い出されてきますので・・・少し、ふれてみます。気象や無線そして科学に夢中だった時代を過ごし、成人した私は、花嫁修業とでもいえる、お稽古に明け暮れる日々を送る娘となっていました。


ミモレ農園 リーフレタス
ミモレ農園 リーフレタス

5人兄弟で、私ひとり女だった関係、嫁ぐ娘として・・・常に意識させられていました。幼少の頃から、お嫁に行くための教育をしっかりされたように思います。学校の勉強も家庭科の成績が悪かったら、いくら他がよくても、認めてもらえませんでした。男に育てようとは思っていないと言われていた事も思い出しました。反論する知恵もなく、家庭科だけは、気にしていました。そうすれば、好きな無線も許されていたように思います。自然と、料理をすることも身に付いていました。


そして、今から考えれば不思議な気さえしますが、娘時代、嫁ぐための、たしなみとして、お茶・お花・料理のお稽古は当たり前でした。それにお作法・和裁・洋裁・編み物・お習字・ピアノ・コーラス部にも入り、時間があれば読書会や演奏会に行ったり忙しい毎日でした。 お花とお茶に興味を持ち、岩国から京都に行き、お花は池坊学園で、お茶は、裏千家の13代千宗室の3男の井口海仙先生の内弟子をさせて頂きました。わずか1年間の事でしたが、この経験は、私の生涯の思考の基礎となったように思います・・・。


しかし、こんなに沢山の事を学ぶ事が、幸福な人生に繋がると私は信じていたのでしょうか?当時は、私が、特別ではなく・・・当たり前のような時代でした。今、考えると異次元のような気がしますが・・・私の脳はこの体験を記憶しているのですから・・・???
 

そして、その時代は、食物繊維は不要な物として扱われていたのですから・・現在は、6大栄養素として認められ、腸内フローラの大切なエサでもあります。こんな、事実が存在する事も知らずに生きて来たのかと思うと、賢く生きたとは、到底言えない自分の過去の時間が重く、のしかかって来るような気がします。
 その分だけ、残り少ない時間を、今度こそ、確実に生きていきたいと考えます。



*6大栄養素の説明・ネット情報より


人が生きていくには、体を動かすエネル ギー源、筋肉や骨などをつくる材料、新 陳代謝(しんちんたいしゃ)を円滑に行 うための成分など、さまざまな栄養素を 食品から摂取することが欠かせません。  そして、その中心となるのが炭水化物、 たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、 食物繊維という6大栄養素。これらは体 内で特有の働きをになうほか、相互に影 響しあって生命活動を維持しています。

BMDは、出来るだけ食材として使い生ごみを減らす方法について指導している時、世間では、微生物による生ごみ処理が大流行しました。
 

始まった当初は、すごい方法だと認めていました。全国に会が出来、1年間で10万人にもなりましたが・・・。
 

その1年後には、その活動は急に下火になりました。その理由は、微生物の培養を失敗すると、悪臭が出たり、大変なことになり、それを畑に入れた場合においても、失敗すると、いろいろなことが起きていました。
 

BMDの本部には、この微生物で失敗した人たちの問い合わせが来るようになりました。製造している所に、人を通じて事実の改善をお願いしたりしましたが応対してもらえず、それどころか、失敗する人は心根が悪いという、コメントでした。畜産・農業・人体・いろいろな分野で、負荷要素を聞かされている内に、何とかしなくてはという気持ちが湧いてきました。
 

BMDでは、ひのきの葉からの商品と氣代謝装置を使って、体内における、水・電気・細胞・微生物・脂・ミトコンドリアを整える研究が中心でした。  
 

私は、微生物に関する研究は、得意としていませんでした。特に、感染症状を起こす微生物は非常に苦手でした。何故なら、小児結核・腎盂腎炎など、感染による病気を経験しており、27才の時、3か月間、絶対安静で入院した事があります。その時、余命10年と言われ、子供の為に、ただ生きる事のみを求めて来ており、いろいろな研究も、この事が背景にありました。
 

その苦手な微生物に関して、今のこの事態を解決してくれる有効微生物を探そうという気持ちになったのは、失敗して、離農しなくてはいけなくなった夫婦との出会いでした。本社に訪ねて来られ、涙ながらに話される内容に、私は唖然とし、何とかしなくてはと思う事が出来ました。
 

知識も何もない私が、ひのきの微生物を活用するまで、2年ぐらいの時間を費やしたように思います。最後に、ひのきの葉から作った微生物が有効であると分かった時、ほっとした事を今も覚えています。
 

負荷となっている微生物を改善する時自然界の中で、その負荷の微生物を排除する事は出来ません。そこで、私は、負荷となっている微生物に対して、負荷要素を出さないような性質に変えるという方法を模索しました。ひのきの葉から生まれた微生物は、見事に、期待に、応えてくれました。負荷となっていた微生物が改善されると、その微生物は良いエネルギーが強い微生物に変身するのです。 こうした経過で生まれた微生物を使い微生物による、生ごみ処理の仲間入りをする事になったのでした。


ミモレ農園 フェンネル
ミモレ農園 フェンネル

長くなりますが・・・、ひのきの微生物による生ごみ処理は、失敗なく、むしろ、元気になるという報告が来たほどでした。 
 あるとき、農水省の人に成功している事を話した事がありました。返ってきた返事が・・・生ごみ処理は、遅すぎるという。今は、生ごみを分解させて、消してしまう方法が求められているので、その方法を研究するようにとの事でした。 難題と思えた事も、ひのきの微生物が解決してくれました。それは、本当に分解して消してくれます。そして、作ったのが「愛ちゃん」というニックネームをつけた、室内用の生ごみ処理機でした。
 

最近のごみ事情は、地域により差はありますが、ダイオキシンを出さない高温焼却炉が作られて、温度低下も改善している様子です。
 

そして、その後、BMDの微生物は、いろいろな性質を持ち合わせている事がわかり、BMDシステムの中心的存在になっています。今にして、思えば、苦しい環境の中での出会いだった微生物が、私の、研究を大きく変える事となったのですから・・・考えさせられます。 

 

 

◎腸内フローラに関する感想


次に、学院でもこの内容を取り上げて勉強をした、その時の感想を載せます。


・今までの考え方と違い、私たちが日頃考えて人に話していたこととは、全く違うことを考えないといけないと思いました。今まで自分を統率していたのは脳だと思っていたのが、腸に統率されていると知って、発想が逆転しました。
・腸内細菌が良い状態でないと、肌など体すべての具合が良くないことがわか りました。
・化学物質を食べるとキレたり鬱病になったりすることに繋がるという話が、腸内フローラと脳の神経細胞が互いに繋がっていることと関係があるのかなという気がしました。(抗生物質などの話し)
・一番大切な食事のことをさせてもらってるのが有難いことだと思います。ミモレ農園から送られてきたお野菜を大事に使うことを一番に考えていて、捨てないように、皮も野菜酵素にしたりしていますが家に帰ると手を抜いてしまっている自分に反省しています。
・亡くなった祖母が、寝たきりで危ない状態だったのが、BMDの野菜スープを食べて、生気が湧いてきたことを思い出しました。
・腸内細菌を活発にして、私自身の体が良くなることが必要なのだなと思いま した。
・身体に対する考え方がだいぶ変わりました。野菜の食べ方をもっとしっかりしないといけないな、と思いました。自分の体の中にこんなに凄い応援団が住んでいるんだと思うと、嬉しくなりました。孤独感に悩まされる性格ですが、腸内フローラと上手く付き合っていくと楽しい人生が送れるような気がしています。もっとお腹を大事にしないといけないと思いました。
・食物繊維をもっと食べていこうと思いました。

 


◎あとがき


思いのまま書きましたが、右肩上がりの団塊の世代を生きた、私の人生を振り返ってみますと・・・。信じて疑わなかった、社会・経済・学問・・・。自然は破壊され、健康維持の定義の間違いがわかり、病気の治療法も又同じだとしたら。今からは、年齢関係なく個々が努力して、この変化に適応する必要性を感じました。

 

 

 

最近の出来事

 

厳しかった冬を乗り越え・・・又、今年もサクラの時期がやってきました。日本中の人がサクラの花に魅せられ、身も心も豊かになる、この沢山のサクラは、何百年という時を超えて人々の手で植え継がれて来ているという事実を考えていますと・・・、延々と受け継がれてきている、心、を素直にに受け取る事が出来ます。
 

そして、私は、このサクラに託された深い意味がある事を知った時、もっと、感情が湧き、愛おしく思うようになりました。それは、ずーっと、昔、大陸からの民の勢力に押されて新しい政権が誕生しました。それまでの日本は自然の山を神と仰ぐ神道の国でした。神仏混合の時代を経て、国分寺が出来、仏教指導の国となりました。
 

その昔の、古神道の時代の神木はサクラの木だったという。今は、榊が多く使われています。どうした経緯でそうなったのかは、分かりませんが、日本の歴史は征服者によって、相当消されているという、破壊された過去を取り戻そうとする運動は、歴史の水面下で常に流れ現代にも続いているらしい。
 

政権は変わっても、祭りはそのまま継承して来ているという。サクラも、植え続けられて来ています。民の意志に寄るところが大きいと言います。歴史の事実を忘れても、人々のDNAは、何かの真実を伝え続けているとも考えられます。
 

ここ数百年に開発・発見された多くの事に間違いがあることが分かってきました。今からを生きる私達は修正し、新たな時代を構築する知恵と力が要求されています。
 

先人がサクラを植え続け、願いを伝え続けてくれた、そのエネルギーを受け継ぎ、未来に生きる必要があるようです。


 

近藤和子について

 

1944年山口県で生まれる(岡山市在住)。これまで「ひのき葉」の研究や「氣のメカニズム」の研究を行ってきた。 1985年より岡山県北部の間伐材を活用するために、自宅の台所で国産ひのき葉の研究をはじめる。その中で考案した物理的な考えである「氣代謝生理学」と いう考えを基に、ひのき葉を主原料とした化粧品や入浴液などを開発。1992年「生涯の健康と幸福を守る知恵の超循環」そし て「自主自立豊かな心で一生を」の理念のもとに㈱BMDを設立。2004年、NPO法人グリーンヘルプジャパン(GHJ)を 立ち上げ、人と自然にやさしい循環型社会を構築する活動をしている。

 

現在、(株)ビーエムディー 代表取締役社長、BMD予防医学協会 代表、NPO法人グリーンヘルプジャパン 代表理事など。